[12のつきのおくりもの/スロバキア民話] Gifts from 12 months / Slovak Folktale [B]
絵本[12のつきのおくりもの/スロバキア民話]
絵本[12のつきのおくりもの](福音館書店)表紙
スロバキア民話 内田莉莎子/再話 丸木俊/画
冬の森でたき火を囲む1月から12月までの精たち
美しい若者3月がつえを振るとそこは春の森に
春の野ですみれをつむマルーシカ
マルーシカのため12月からつえをかりる6月の精
ずっと記憶のどこかにあり気になっていた絵本・・・
ようやく探して久々に読んだ☆12のつきのおくりもの☆は
スロバキア民話を元に[内田 莉莎子/再話] [丸木 俊/画]にて
福音館書店の[こどものとも]という絵本シリーズの一冊・・
いつ買ったのかは記憶の彼方だが・・・時間つぶしに入った
本屋で偶然目にしたその表紙の絵に惹かれ手にとったことは
覚えている・・・まま母とその娘にいじめられるマルーシカ
という娘が冬だからあるはずもないすみれやいちごを探しに
森の中へ入り・・・そこで出会う12の月の精たちのおかげで
まま母たちのいじわるないいつけを叶えていく・・・そして
りんごを持ち帰った時・・そのあまりの美味しさに欲が出て
森へ向かったまま母たちのふるまいに森の精は厳しかった・・
民話や昔話というものは戒めのためなのか結構きっついラスト
だったりするけれど・・・このお話もなんだか一方からみれば
ハッピーエンドだろうけどやり直す機会もあってほしかった・・
[こどものとも]と言うこの絵本シリーズは本来こども用の絵本
なのだろうが大人も子供も関係なく楽しめるクオリティの高さ
28ページで厚さ数ミリの絵本の中に凝縮された絵の素晴らしさ
と共に定価¥350という驚きの価格だった!!(復刻版の価格は別)
また当時その絵の作者=丸木俊さんとは認識していなかった・・
はじめて丸木俊さんを知ったのはそれからまもなくのことで・・
NHK[日曜美術館]の丸木位里さんの特集か何かだったと思う・・
丸木位里さんの妻であると知り・・そこで見た原爆の絵の凄さに
絵本とのギャップを感じ・・とにかくビックリ!!!したことだけは
覚えている・・TV画面から伝わるその絵の凄まじさ・・実物の
前では腰が引けてしまうかもしれない程の二人の思い以上のもの
が込めらたような原爆の図・・この先二度とこいうい事があって
はならぬという・・二人の絵から伝わる無言のメッセージ・・・
偶然手にした絵本から・・時を超えて伝わる警鐘のごとく・・・
※絵本の写真と一部内容は[12のつきのおくりもの]参照にて掲載
※こどものとも[50周年記念ブログ](カテゴリー1971年)に
この絵本についての記事がありました→[こどものとも]HP
※[丸木 俊/Maruki Toshi ][丸木 位里/Maruki Iri]に関する
丸木美術館についてはこちら→[原爆の図 丸木美術館]HP
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