[ホドロフスキーのDUNE] Jodorowsky’s DUNE [A]
【 ホドロフスキーのDUNE / Jodorowsky’s DUNE 】
【 映画 [ホドロフスキーのDUNE] リーフレット/表 】
【 映画 [ホドロフスキーのDUNE] リーフレット/裏 】
【 映画 [リアリティのダンス] リーフレット/表 】
☆ホドロフスキーのDUNE☆という映画をはじめて知ったのは
[斎藤 工/Saito Takumi]氏のBlog=[斎藤工務店]の記事の中で・・・
[ものづくりに携わる全ての方々の クリエイティブスイッチが入るはず]
(※斎藤工務店 2014/6/4記事より掲載↑)という言葉が印象的だったので
どんな映画なんだろう~とは思ったものの特に調べる訳でもなく・・・
数ヶ月過ぎ・・その後また彼の出ていた[SMAP× SMAP]でこの映画を
奨めているのを見て・・そして9月に入りRABラジオ[土曜ワラッター!]の
[映画大王]で[ホドロフスキーのDUNE] が紹介され青森でも観れるのか!!
となるも・・・1週間だけの上映で行けるかどうか・・・という中で・・
とうとう最終日の最終上映の時間が迫る頃・・・雷鳴と雨も降りはじめ
普段なら絶対外出しないよな日に・・それでもやっぱり観に行くと決め
ギリ上映開始時間に間に合うかってとこで本当にギリで無事着席・・・
[ホドロフスキーのDUNE]はチリ出身の[アレハンドロ・ホドロフスキー/
Alexandro Jodorowsky]という映画監督が映画化不可能と言われていた
アメリカの[フランク・ハーバート/Frank Hebert]というSF作家の小説
[DUNE]を原作に1975年に映画化を企画するも実現出来なかったことに
ついてのホドロスキー監督とそれに携わった人達のインタビューを中心
に進んで行くドキュメンタリー映画だった・・・一番印象的だったのは
[魂の戦士としか仕事をしない]というホドロフスキーのこだわり・・・
彼の審美眼=心美眼とも言えるような相手のアーティスティックな面は
もちろん人として横柄とかじゃないこととか・・・そういうとこなども
ちゃんと感じて見てるというか・・・そういう場面を観てつい心の中で
カッケェー!!!と思ったシーンがあったり・・・原作[DUNE]について語る
場面ではじめの100p位はよくわからない・・・ほのめかすだけだから
とか・・・素晴らしい映画には狂気のカケラがある・・・というような
話が残った・・・スタッフ/キャストを捜す時に会いたい人が偶然そこに
居たり・・・出演交渉でダリのギャラ=1時間10万ドルというダリ側の
要求を1分10万ドルにして引き受けさせる出演時間のトリックとか・・
大物を食べ物で釣ろうとしたり・・・そういう交渉方法があるんだな~
と妙に感心したり・・・冒頭でLSDに頼らない世界を望みこの映画を
創ろうとしたはずなのに・・・途中新聞紙に包んだモノ(マリファナ)で
釣るような話も出て来て・・旅中の曼荼羅で凄い人に見えたならば・・
それはいいんかい!?な疑問・・・の話もあったり・・・スイス人の画家
[ハンス・ルドルフ・ギーガー/Hans Rudolf Giger]の描いた城や要塞の
デザインは後の[エイリアン]に通じるものがあり・・この[DUNE]の中で
はじめてH・Rギーガー本人を観てその絵の迫力を改めて知った・・・
そして検索中5月の訃報のことも・・・ご冥福をお祈り致します・・・
そうそうたるキャスト&スタッフ&莫大な予算&12時間もの上映時間を
予定して動いていたこの映画の企画が突然頓挫して・・・それどころか
企画やスタッフは他の形で有名になったりまた別の形で広がっていった
ものの・・それを企画した肝心のホドロフスキーだけがまるで一人だけ
取り残されたように・・・映画は芸術でありそれにより世界を変えよう
とするその本人の熱意と志が高ければ高かった分・・・それがまるで
自分を否定されたような形で消えてしまったことを思うと・・・その
心情を思うと・・・本当に何とも言えない日々だったと思われる・・・
[デヴィット・リンチ]監督の[DUNE 砂の惑星]について語る場面では
失敗作だったから・・と喜ぶ気持ちが全面に出ていたが・・・そこは
人間だから素直に出ちゃうのも仕方がない・・・逆にチャーミングに
さえ観えてしまった・・・[人間だもの・・by相田みつお]的に・・・
ただその映画を実際に観ていないのでどんな作品に仕上がったのかは
解らないし・・・その制作を引き受けた[デヴィット・リンチ]監督も
大変だったのだろう・・・と思う・・・一人で全部こなす訳には絶対
行かない映画制作の現場で本当に創りたいものにより近づける為には
奇跡的に合致した人間関係が一番必要で・・それが魂の戦士というか
芸術的にも優れ精神的にもその志の中に似たようなエッセンスを持つ
同士でなければいけないとしたら・・気の遠くなるような話だ・・・
そんなことを勝手に思いつつも・・・このホドロフスキーのような
世界を変えたいという大きな夢さえ持っていれば・・・それがたとえ
本人の手によってもよらなくとも必ず繋がっていくのかもしれない・・・
フランスの漫画家[メビウス/Moebius](=ジャン・ジロー/Jean Giraud)
の素晴らしい才能と神業的とも言える速さにより描かれた絵コンテや
キャラクターデザイン・・・素人の自分などはこの絵コンテを動かして
映画が創れるじゃん!!!と思ってしまったが・・・それは違うのか・・・
原作の砂の惑星のラストを緑の惑星に変更するなど未来へ向けた監督の
思いも感じられた後半・・ラストの方で次回作のことが・・あれれ・・・
ここで感じたちょっとした違和感・・最終的には次回作の為の予告編!?
とも思えるような終わり方だったもので・・ってかそうなのか!??・・・
そういうことだったのか!??などと興行の世界の凄さを感じつつも・・・
夜の街を後にする中・・急に何かしらのヤル気スイッチが入ったらしく
ふと想い出したかのように画材を買って家路に着いていた・・・・・・
☆映画[ホドロフスキーのDUNE]→[公式サイト]HP
☆[斎藤工務店]HP→[斎藤工務店 2014/6/4記事]
☆RABラジオ[土曜ワラッター!]HP→[土曜ワラッター!]
☆映画館[シネマディクト]HP→[シネマディクト]
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タグ:ホドロフスキー
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