[ やなせたかし / 幸福の歌 ] YANASE TAKASHI [B]
[ やなせたかし / 幸福の歌 ]
[やなせたかし童謡詩集 / 幸福の歌 ]の表紙
詩&絵 :やなせたかし / 装丁:千葉 謙 /フレーベル館出版
本の入り口で迎えてくれたのは・・・
手書きの文字&かたつむりの絵・・・
しあわせよ / あわてるな / かたつむりにのって / あくびしながら
やってこい / しあわせよ / かたつむりにのって / やってこい
はじめに出逢う[この本の幸福]という詩・・・
はじめて☆やなせたかし☆を知ったのはこどもの頃・・・・・・
今では[アンパンマン]の作者として当たり前に知られていること
だろうけれど・・・自分にとって[やなせたかし]さんといえば
その名前より先に[詩とメルヘン]の表紙絵を通して認知され・・・
そしてその絵&詩が好きでずっと購読していた・・・今想えば・・
なにきっかけだったかは定かでないけれど・・・その表紙の絵と
共に掲載される方々の絵&詩の雰囲気が好きだった・・・・・・
10/13の訃報を知り・・・あらためて[やなせたかし]さんの遺した
ものの大きさを想う・・・今から6年前の2007年7/15から9/2に
[元気100倍!やなせたかしの世界展]という展示が青森県七戸町の
[鷹山宇一記念美術館]で開催された・・・そこではじめて戦争体験
などから[あんぱんまん]が生まれ・・・やがて多くのこどもたちの
支持と共に[アンパンマン]へと広がっていったことなど・・決して
順調ではなかった経歴を知り・・・とても意外だった・・・そして
[やさしいライオン][チリンのすず]etcの絵本原画にこめられた本人
の想いを感じながら・・・さらに遠い記憶を呼び起こされるような
懐かしい[詩とメルヘン]の表紙原画が観られたことが嬉しかった・・
そしてその時に手にした本が[幸福の歌]という一冊だった・・・・・
それは[やなせたかし童謡詩集]として[希望の歌]と[勇気の歌]の次に
[フレーベル館]から出版された本・・・この本のことを想い出し・・
開いてみた・・・そうして出逢ったページが一番はじめのタイトル
[この本の幸福]・・・なんの気なしに読み進めるなか・・・やがて
どうしようもなく・・・涙が止まらなくなってしまった・・・・・
【この本の幸福 】詩:やなせたかし
この本があるということで
あなたとめぐりあい
またべつのひととべつのひとが
この本があるということで
心がふれあい
知らない街
知らないところで
なにかが生まれ
なにかがおきる
やがて絵も歌も
作者も消えて
この本も消えますが
もしもひとつの言葉でも
あなたの胸に残るなら
それがこの本の幸福です
※やなせたかし童謡詩集
[幸福の歌]より[この本の幸福]参照
やなせたかしさんの御冥福をお祈り致します・・・
それと共に・・・これからもその意思を繋げていく
多くの作品がやなせさんのこどもとなり・・・また
多くのこどもたちへ広がっていくことを願います☆
※写真と一部内容は[やなせたかし童謡詩集/幸福の歌]参照にて掲載
♪[KEI☆BOSI]BLOG☆星の玉手箱☆and☆[KEI]BLOG☆音戯草子☆アリマス♪
タグ:やなせたかし
コメント 0